求道者(笑)の憂鬱

2000/12/19

 寂しいと思うのは僕だけだろうか。ほかの人は平気なのだろうか。こんなふうに感じる僕が異常なのだろうか。…たしかにまあ、ちょっと普通でないことは認めるが(^^;。

 先週の土曜日、クリスマス会と称して合コンしてきました。例によって3対3で、女の子のメンバーだけ入れ替わりという、男どもからすれば実に好条件です。しかも今回は、参加した男(実はAさんの弟)のマンションで2次会まで催し、ケーキに灯したローソクの火を女の子たちと一緒に「ふうーっ」てしちゃいました(笑)。今までで一番盛り上がった合コンでした。

 やってる最中は話が弾むし、みんなと一緒に笑っていられます。しかし、ふと我に返ると、言いようのない孤独感が襲ってきます。未知なる人と親しくなればなるほど、僕を許容し理解してくれる人が、ここにもいないことを思い知らされるからです。

 言うまでもなく僕は偏った趣味の持ち主です。いいトシこいてアニメとお人形とギャルゲーが大好きという、どこに出しても恥ずかしくない立派なオタクです。趣味の話を抜きにしても、僕の感性は人とやや異なるようで、本当の意味で話の合う友人は数えるくらいしかいません。

 趣味が、みんなでスキーしたりテニスしたりとかなら、こんな悩みはなかったのでしょうか。いや、それはないでしょう。でも、お絵描きやお人形よりはましだったかもしれませんね。

 お絵描きもお人形も、自分の考える「可愛らしさ、美しさ」を追求するものです。言葉では容易に説明がつかないし、他人と共有するのも難しい世界です。没頭すればするほど、世間一般との距離は隔たるばかりです。古今の芸術家たちもこんな気持ちを味わったのでしょうか。僕などは芸術家というのもおこがましいですが、自分なりの美を求めていることでは同類だと思っています。

 絵画でも音楽でも、進めば進むほど道は細く狭くなっていくものでしょう。進む道の果ては、いつか世界の謎を解く鍵穴に繋がっているのでしょうか。そこまで突き抜けていくことができれば、お人形や美少女イラストを透かして世界を俯瞰することができるかもしれませんが、気の遠い話です。

 僕はあれやこれが好き。そんなことを打ち明けたところで、理解してくれる人はほとんどいないでしょう。キーワードが「美少女」ですからねぇ(^^;。無理もないか。であれば、僕は自分を偽らねばなりません。自分の本性を隠したまま人と付き合うか、反対に、自分の願望をねじ伏せて、「普通の人」になっていくか…。

 少数派の趣味に没頭している人たちは寂しくないのでしょうか。趣味が理解されなくとも自分の人間性が理解されればそれでいいわけですが、こういう趣味を持っていると知れたら人間性を疑われるのではないか、と恐怖心を抱いてしまうような趣味の持ち主はいないのでしょうか。たとえば屍体愛好癖があるとか、本物のロリコンであるとか、同性愛者であるとか。

 趣味は誰にとっても心の光でしょう。身近に同好の士を得られれば言うことありません。しかし、人に打ち明けることができないとき、それは闇と化します。お人形やイラストは、僕にとって光であると同時に闇なのです。輝きが強まれば強まるほど、影も濃くなっていきます。このままでは僕は、心がバラバラになってしまいそうです。

 孤独感から逃れたい。そのためにはサークルに加入したり、その手のイベントに参加するのもひとつです。だから僕は、お人形系イベントにディーラー参加を目論んでいます。しかし、こんな動機でなにができるでしょう。ましてや、イベントは非日常の出来事ですから、孤独と失望を忘れることができるのは、ほんの一時だけです。リバウンドのほうが大きいかもしれないと危惧しています。

 はあ…なぜこんなに盛り下がるのか。なにもそんなに思い詰めなくてもいいではないか。
C子さんが僕のことをなんとも思ってくれないのがそんなに堪えるのか。もういやだ、なにも考えたくない。考えるな、考えるな。





 いろんなことがいやになるときってありませんか? 僕は今がそうです。かろうじてホームページに対する熱意はあるし、ここで気持ちを告白することで少しは気が楽になります。泣き言を並べてすみませんでした。

 次回はもっと楽しいことを書きます。

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