今年もまた、一年を振り返る

2002/12/31

 今年もあと数時間ですか。やっと年賀状が書き終わったところです。夜中の12時に、母に付き添ってお参りに行くついでに投函してきます。←遅すぎ!

 ま、1年を振り返るって柄でもないんですが、履歴書のつもりで記録しておきます。ちなみに、去年の反省はこんなふう。

 最大の変化は、30年住んだ名古屋から岩手県に引っ越したこと。そろそろいい年の母をいつまでもひとりにしておくのもいかがなものかと、つい仏心が湧いたのがきっかけです。でもまさか、本当に年内に引っ越すとは、自分でも予想外の展開でした。まあね、僕にとってはなんのメリットも(金銭的にも日常生活的にも)ないんですけど、多少なりと親孝行の真似事でもしておこうかと思いましてね。これで嫁さんでももらえば、一生こっちで暮らすことになりそうです。

 B子さんとC子さんのことも少しだけ書いておきますか。ちなみに、B子さん第1話C子さん第1話

 僕が転職・移住を急に決めたため、それまで勤めていた会社をすぐに辞めなければならなくなりました。会社の朝礼で全員に告知されたときは、退職まであと2週間、という状況でした。B子さんはどうだか分かりませんが、元「スチャラカ営業マンの先輩」であるAさんから聞いた話だと、C子さんは電話で「辞めちゃうんだ…」と、結構ショックな様子だったそうです。僕からはどうコメントしていいか分かりませんが、いきさつはともかく、僕に対して親しい気持ちをまだ抱いてくれていたのかと思うと、複雑な気分です。ちなみに、Aさん初登場はこちら。←ここに出てくるBさんは、B子さんとは別人です。

 今日で最後という退職の当日にも、B子さん個人からは特別何もなく、僕も個人的にはなにも言いませんでした。僕とB子さんの間には、なんとなくぎくしゃくした空気が流れていて、互いに変に意識して身動き取れないような、そういう妙な緊迫感があります。それが僕とB子さんの結末であり、別れの形であった、ともいえます。

 意外だったのはC子さんです。当日の朝、たまたま顧客名簿の棚を挟んではす向かいに立ったとき、向こうから話しかけてきました。一言一句まで記憶しているわけではありませんが、こんな会話でした。

C子さん「今日、何時に帰るの?」
僕「終わったらすぐ帰るよ。定時くらいじゃないかなあ」
C「私、ユーザーさんとこに行かなきゃいけないから、その時間には帰ってこれないかも」
僕「?」
C「会えるといいね(笑)」
僕「(笑)」

 会えるといいねと笑顔を向けられ、笑顔で返す。僕とC子さんの付き合いの中で、これほど素直なやり取りはありませんでした。C子さんにとって僕がなんだったかはあまり考えたくありませんが、僕にとってこの会話は、素晴らしい一瞬として心に残りました。今生の別れとなる可能性も大いにあるわけですから、最後の最後に素直で美しい心の交流ができて、本当によかったと思っています。結局、その日はC子さんの帰社時間が遅く、姿を見ることなく僕は去りました。

 その後、C子さんがどうしているか、その会社がどうなっているかなど、Aさん経由で聞いたりしているのですが、今さら未練たらしく考えるのはよしておいたほうがいいのかもしれません。冷静に考えれば、よほどのことでもない限り、僕がC子さんと再会することはないでしょう。仮にあったとしても、そのときにはC子さんが誰かと付き合ってたり、結婚していることだってあるわけです。たぶん、思い出は美しいままにとっておいたほうがいいのでしょう…。

 産卵のために川を上ってきたものの力尽きて死んだサケが視界の限りうじゃうじゃ横たわっている吹きっさらしの河原を歩きながら、そんなことを考えた1年でした。←いちおう、オチを付けときます。そうでもないと、暗いですからね(笑)。

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