お人形のイメージ拡大戦略 |
2004/10/9 |
サアラ・ナチュラリーの発売。これはもうファンサービスというほかなく、我々サアラファンは諸手を上げて歓迎するわけですが、アゾンインターナショナルとしては大英断だったのではないでしょうか? というわけで、今回も一ファンの立場から勝手な邪推を並べるコーナーの始まり始まり〜。
アゾンの本業はアパレル関係だそうですから、ヘッドやボディをいくら売っても利益になりません。まして、売価を抑えるために簡易な衣装にしたとあっては、本末転倒。アゾンにしてみれば、ヘッドやボディは原価で売ってもいいんですよ。そのかわり、衣装の方で儲けさせてもらえればいいわけです。ヘッドやボディを内製していればよかったのですが、それはしかたのないことです。
では、いかにして服を売るか。手っ取り早い答えは、大きいお人形用の服でしょうな。もちろん、人間用ならなおいい。アゾンが大きいお人形に進出した理由はそこにあるでしょう。しかし、ボークスの誇るSDとDDの強力ラインナップに対し、同じ路線で対抗するのは難しいでしょう。60サイズがサアラやリセの拡大版になったのは、そうせざるを得なかったというのもありそうです。
それがマズイとは思いません。しかし、アゾンに必要なのはイメージの拡大でしょう。現状は模索している段階であると思います。では、イメージの拡大とはなんのことか?
着せ替えの衣装をたくさん買ってもらうには、いろいろな服を着せたいと思う欲求を刺激しなければなりません。そのための受け皿として、多彩なイメージのお人形を取り揃える必要があります。このコは清楚系、このコはボーイッシュなどと個性が分かれていれば、それだけ衣装棚がにぎやかになります。ときには衣装をとりかえて、意外な一面を再発見する喜びもあります。このあたりのことは、お人形者のみなさんに対しては釈迦に説法ですな(笑)。
あるいは、何を着ても似合うスーパー美少女でもいいでしょう。タカラのジェニーはその線だと思いますが、フレンドが大勢いることを考えると、やはりお人形もひとりでは生きて行けないようです。
サアラ、リセ、マヤという布陣は、いまのところ成功していると思います。しかし、イメージの幅が狭い。一言でいって、3人とも同じ系統の可愛い系に収まってしまっているのです。顔のデザイナーが同じ人なので当然のことですが、このままでは苦しい。それを打開するために色違いや、微妙にイメージの違う仕様を出したりしたのでしょう。ほかにも新人を登用して新作の開発にも注力するなど、試行錯誤しているようです。しかし、僕個人としては、今のところこれはあまり成功していないように思います。サアラ・ナチュラリーは、拡散してしまったサアラのイメージを収束させるために登場するのかもしれません。