入門その1・着せ替え人形とは

2005/3/15

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 今このページを読んでいる人の中には、昨今のフィギュアブームの延長で、アクションフィギュアや着せ替え人形に関心を持ち、いつのまにかこのページに辿り着いた人もいるでしょう。ここはそんなオタクの終着駅…じゃなくて行き先案内として、着せ替え人形についてまったくの初心者を対象に、大雑把なところを解説しようと思います。厳密な定義より分かりやすい説明を優先し、詳しいお話は後回しになりますが、あらかじめご了承ください。


■着せ替え人形とは

 まず、着せ替え人形(ドールともいう)とフィギュアの違いを説明します。日本の代表的な着せ替え人形は、タカラから発売されているリカちゃんジェニーです。手足と胴体(ボディ素体/そたいともいう)の関節(間接ではない)が動いて、人間とほぼ同じポーズをとらせることができます(可動)。それによって、布製の服(普段着でもドレスという)を着せ替えることができます。頭(ヘッド)には化学繊維製の髪の毛が植えられていて(植毛)、ヘアスタイルを変えて遊ぶこともできます。ヘッドやボディの材質はいろいろで、柔らかいビニール(ソフビ)製のものもあれば、硬いプラスチックのような素材のものもあります。

 典型的なフィギュアは、手足が動かず、服も含めてプラスチック(あるいはソフビ)のような合成樹脂で成型されています。当然、着せ替えはできません。手足に関節を備え、いろいろな動きのできるものをアクションフィギュアといいます。布製の衣装を着せ替えできるものもあり、そうなるとドールとフィギュアの境界はあいまいになります。ひとつの目安として、髪の毛の生えた頭(植毛ヘッド)であればドール、髪の毛までプラスチック製ならフィギュアと考えていいでしょう。

着せ替え人形の条件
  • 髪の毛がある。
  • 胴体や手足が動く。
  • 布製の服を着せ替えることができる。

 髪の毛がなくて(つまりハゲ)服を着せ替えることができる場合、ドールとフィギュアの区別はあいまいになります。本人(笑)がドールといったらドールでしょうし、アクションフィギュアといったらアクションフィギュアでしょう。


■大きさによる分類

 着せ替え人形は、大きさによって現在は二つに大別されます。

1/6(ろくぶんのいち)
SD(スーパードルフィー)


 これ以外にも多くの種類がありますが、まずはこの二つから説明します。

1/6
 リカちゃんやジェニーは、実際の人間の約6分の1(1/6)の大きさでつくられており、ジェニーの身長は約27cmになっています(公式設定では17歳・165cm・45kg)。リカちゃんは約23cmです(公式設定では11歳・143cm・34kg)。

※ちなみに、文部科学省の平成16年度学校保健統計調査によると、
 17歳女子平均…157.9cm・53.5kg
 11歳女子平均…146.9cm・39.6kg
だそうです。へ〜。


 1/6スケールは着せ替え人形の伝統的なサイズであり、関連商品がたくさん発売されています。リカちゃんとジェニーは、基本的に女児向けの玩具(女玩/じょがん)なので安価なのはいいですが、衣装や小物にはひたすらピンク色で安っぽいものもあります。しかし、お人形は顔が命。タカラのヘッドには、いい年こいた大人も萌えさせる魅力があり、根強い人気があります。

 タカラ以外のメーカーも多数あって、子供には買えそうもない値段の、マニア向けの高級品がたくさん発売されていますが、それについてはあとで説明します。

SD
 スーパードルフィーを略してSDと呼びます。これはボークスという模型メーカーの商品名です。大きさは約60cm。大きい分値段も高く、ドール本体だけで数万円します。合成樹脂で作られており、頭髪は植毛ではなくかつら(ウィッグ)です。ガラスなどで作られた眼球(グラスアイドールアイともいう)を仕込んでおり、そこが好き嫌いの分かれるところです。衣装は本物の人間の服と同じくらい精巧に作られています。高価でデリケートな商品ですが、大人気を博しており、現在はお人形趣味の主流となっています。

ボークスのホームページに掲示されているSDの一例

 SDは大きさの違う派生商品が多く、それぞれ人気を博していますが、詳しくは後述。

着せ替え人形は2種類の大きさに大別できる
  • リカちゃんやジェニーは1/6。(6/1ではない)
  • SDは約60cm。何分の1という表現はしない。

■売ってる場所

 リカちゃんとジェニーは、おもちゃ屋さんで容易に入手できます。SDはボークスの支店(ショールームという)で購入することができます。しかし、それだけならこんなブームになりません。←え、お人形ってブームだったの?

 マンガ同人誌の即売会(イベント)で有名な「コミケ」をご存知でしょうか? お人形にもそういったイベントがあります。ボークス主催の「ドールズパーティー(ドルパ)」をはじめ、多くの団体がイベントを開催しています。マンガ同人誌イベントと比較すると、オタクのイベントとしては小規模かもしれません。それゆえ、アマチュア主催のイベントも多く、着せ替え人形オタク(お人形者/おにんぎょうもの)の間に定着しています。各イベントの紹介は後述。

 イベントに出展(出店)する人をディーラーといいます。同人誌系ではサークルというようですが、なぜかお人形系ではアマチュアでもディーラーと呼びます。お人形者の手によって自作ドレス、自作ヘッドなど、市販品にはない凝ったものがたくさん作られ、お人形趣味の幅を広げています。

メーカーの製品と愛好家の手作り品が、お店やイベントで入手できる
  • 着せ替え人形は、大人向けの趣味として拡大している。
  • トイザらスでお人形を熱心に吟味している人がいたら、きっとお人形者なので、そっとしてあげる。
  • 着せ替え人形イベントは全国各地で開催されている。
  • 買い物はボークスに行けば手っ取り早いが、ボークスがすべてではない。←重要。

→次回は、お人形を買ったらしたくなること。

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