入門その3・理想のお人形素体

2005/3/25

前のページ |       | 次のページ

 可愛いお人形をもっと可愛くして、自由自在に遊びたい。最初は着せ替え、つぎに素体の換装。そしてつぎに来るのがカスタム(改造)です。今、終わりのない旅が始まります…。←ていうか、ある意味すでに終わってる。


■ボークス製品の欠点

 ボークスの素体はバリエーションが豊富で、その商品点数は業界随一ですが、実はここに大きな落とし穴があります。

ボークスの1/6素体の欠点
  • 種類は多いが、決定版というべき商品がない。
  • 在庫の有無が不確か。
  • パーツの互換性に乏しい。
  • 以前は品質が不安定だった(今は改善されている?)。

 人によって感想は異なるでしょう。僕個人の考えが含まれますが、ボークスの素体はどれも、なにかしら不満なところがあります。それを解消するためにカスタム(改造工作)するわけですが、パーツに互換性がなくバラ売りもないため、2個1などの高コストな改造になりがちです。細部を微妙に変えただけのバリエーションを増やすなら、軸や穴の径に互換性を持たせるなりパーツ販売をするなりしてほしいところです。


■オビツボディの参入

 理想の素体を追求しだすときりがないので、どこかで妥協せざるを得ません。ボークスの新製品ラッシュに疲れたよ…と思っているところに新たに登場したのがオビツ製作所オビツボディです。

オビツボディの特長
  • ネジ穴がない。
  • 姿勢保持力が高く、手足が脱落しない。
  • ノーマルタイプソフトバストタイプがある。
  • 肘・膝が最初から二重関節になっているので、改造が不要。
  • ソフトバストタイプは首も可動する。
  • 品質が安定している。

 ネジ穴がないというのは見てすぐ分かる長所です。ボークスの素体は、ビューティーモデルなど一部の商品を除いて、背面に4〜9箇所のネジ穴があります。パーツの組み立て精度に関しては、オビツのほうが上のようです。

 特筆すべきはソフトバストタイプです。これは、プラ製の内骨格の表面にソフビ製の外皮を被せたもので、上半身が柔らかくなるように作られています。手指も軟質素材で作られており、ある程度自由な表現が可能です。磁石入りの足を使えば、鉄板の上で自立させることも容易です。

 ボークスの独壇場だった素体市場にオビツが現れたことは、大変なインパクトがありました。それ以来、ボークスの素体は大幅値下げされ、手指の素材が軟質化されました。品質の向上にも努めているのではないかと思われますが、オビツ登場以来、僕はボークスの素体をほとんど買っていないので、よく分かりません。


■優劣より好みで選ぶ

 ボークスとオビツ、どちらの素体が優れているとは、一概には断言できません。しかし、つぎのような観点で選ぶといいと思います。

ボークスとオビツの相違点
  • ボークス素体は長所と短所を併せ持っている。用途に応じて使い分ければ効果的。オビツ素体は全体的にバランスが取れていて、万能。
  • ボークスはセクシーで肉感的な造形が特長。オビツは清潔ですっきりした造形。
  • ボークスは壊れやすい。オビツは頑丈。
  • バリバリ改造するならボークス。買ったままで使うならオビツ。
  • バリエーションは圧倒的にボークスの方が多いが、ソフトバストタイプはオビツにしかない。
  • ボークスとオビツはライバル同士のため、ボークスショールームでオビツ製品は買えない。オビツ製品はアゾンのダイレクトストア(Gストア)、パラボックス、ボークス以外の模型店、またはオビツ自身の通販を利用するといい。

■お手軽な改造

 ボークス素体にせよオビツ素体にせよ、完全に自分好みであることはないでしょう。それを自分好みに改造する方法はいろいろあり、ほとんどのお人形者が大なり小なり手を加えています。ここでは簡単かつ効果的な技法をふたつ紹介します。

ボークス素体の首をボールジョイント化する。
オビツ素体の腹部の可動を、前後に大きく取る。

 このふたつは当ホームページで詳しく解説しています。それ以外にも多くのお人形系ホームページでカスタム技法が解説されているので、いろいろ探してみてください。

着せ替え人形サイト検索エンジン【ドールサーチャー】
ドールサーチャー


その中で、1/6サイズのボディを改造し、カスタマイズ講座を公開しているサイト


 むちむちのぷりぷり♪ すらっとしてても出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでボン!キュッ!ボン!とか(笑)。いやいや、巨も爆も古い。時代は貧から無へ! …など、好みは人それぞれ。ですが、なにも体だけが目当てじゃありませんよ。お人形は顔が命!

→次回は、理想の美形を追求します。

前のページ |       | 次のページ

トップページへ戻る